製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒

【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別をしながら、それを使ってパーツとなる玉(束)作りをします。

本鬼毛は、ほぐして棕櫚繊維にする前の棕櫚皮1枚の両端に5~10本程度ある特別太く硬く丈夫な繊維です。タチケは本鬼毛の近くにあり、本鬼毛の次に太く硬く丈夫な棕櫚繊維です。本鬼毛箒は、それらを1本ずつ抜き集め、そのうち特に長く太く真っ直ぐな本鬼毛・タチケを主原料にして作る棕櫚箒です。

毛ごしらえした未選別の棕櫚繊維(タイシ)束の中から、手で1本ずつ本鬼毛・タチケを選び抜き集め、長さや質により分類し揃えていきます。ある程度の量がたまったらこれを束ねて玉を作ります。