棕櫚箒製作舎工房
棕櫚箒製作舎工房

このところ風邪気味でブログ更新を控えていましたので、今日は久しぶりの更新になりました。ブログを休んでいた間も製作風景は日々撮影していますので、後日、時間を遡って順番に掲載する予定です。(←休んでいた2月4日以降の記事は後日まとめて掲載しました)

画像は工房内で棕櫚箒を仕上げ乾燥しているところです。このところ製作していた大小様々な本鬼毛箒や皮箒です。銅線巻きや、銅線と麻糸を組み合わせたもの、黒竹柄やヒノキ柄、共柄(ともえ)の箒など多種類の棕櫚箒を吊るして乾かしています。

棕櫚箒の仕上げ工程では、穂先を水に浸し、鉄製の熊手で捌き整え、鬼毛ブラシで表面を磨いて、穂先を切り揃え、自然乾燥します。箒の芯まで完全に乾いたら、穂先の棕櫚繊維クズや粉を入念に取り除き、再度鬼毛ブラシで磨き整え、穂先を切り揃え、透明な保護袋カバーをかぶせて、専用の段ボール箱に梱包して出荷します。