先日から製作してきた、鬼毛(タイシ)11玉長柄箒と9玉長柄箒の仕上げ工程。
画像1枚目は、水で濡らした鬼毛(タイシ)11玉長柄箒の穂に「熊手」をかけて、棕櫚繊維を整えると共に抜け毛や短い繊維を取り除く工程。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒

今日は工程写真をたくさん撮影しました。なぜかというと、昨日ホームページに「棕櫚箒の製造工程|棕櫚箒ができるまで」ページ(まだ「棕櫚鬼毛箒(タイシ箒)の製法」のみ)を公開したのですが、ちょうど棕櫚鬼毛箒(タイシ箒)の仕上げ工程が未撮影だったと分かったからです。
日誌のようなブログをはじめて8か月目なので、主な棕櫚箒の製造工程はすべて撮影したと思っていたのですが、実際に記事にまとめてみると、撮影していない工程がまだたくさんあるようです。
以前から製造工程を画像付きでご紹介したいと考えていて、たまたま先日から夏風邪で休養中でしたし、ちょうど別件で製造工程を記入しなければならない案件がありましたので先述のホームページ記事をまとめてみました。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒

画像2枚目と3枚目。熊手に引っかかる棕櫚繊維がなくなったところで、本鬼毛製の仕上げブラシで梳かす「箒を磨く」工程。棕櫚繊維の毛流れを整えると共に、表面の汚れや毛羽立ちを取り除きます。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒

画像4枚目。穂先から飛び出した抜け毛を手で引っ張って抜きます。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒

画像5枚目。穂先を真っ直ぐに切り揃えます。師匠は押切で一気に切断していましたが、私には棕櫚繊維が硬すぎて押切では上手く切断することが出来ませんでしたので、鋏で切り揃えています。この後、自然乾燥させ、次の工程へ移ります。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒

以下、画像6枚目・7枚目は鬼毛(タイシ)9玉長柄箒を、11玉と同様に仕上げているところ。

製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)長柄箒