本鬼毛11玉長柄箒作り。主原料となる1本選りの鬼毛(本鬼毛・タチケ)が足りなくなったので、未選別の棕櫚繊維(タイシ)束から本物の鬼毛を1本ずつ抜き集め、分類しながら揃えていきます。
ちなみに製作中は無音ではなく、たいていラジオ(ラジコ)を聞いています。師匠の工房でも仕事中はずっとAMラジオがかかっていて、山間地の工房にいても色々な情報を知ることが出来ますし、関西のラジオ番組は本当に面白くて、私もすっかりはまってしまいました。
時々、静かな張り詰めた雰囲気のなか製作していると想像されることがありますので、イメージが壊れてしまうかもしれないのですが。すごく集中する工程では、ラジオが鳴っていても耳に入っていないことはよくあります。
- 棕櫚の書道筆・ほこり払い
- 昔の棕櫚箒(江戸時代)4-棕梠箒売り/江戸職人歌合/藤原春季画/文化2年=1805年