引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚箒のパーツ・玉(束)作り。 画像左中央の銅製塵取りに入っているのが、棕櫚繊維束の中から手で1本ずつ選び出した本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)です。塵取りに入っているのは特に長く上質な鬼毛で、…
月: 4月 2017
本鬼毛箒の玉に足巻きをする
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。玉(束)に一定の間隔で硬く銅線を巻き強度を高める「足巻き(あしまき)」をします。 足巻きは、棕櫚箒の持ち手(柄)と玉(束)をがっちり固定し、箒を丈夫で長持ちさせる役割があります。
本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚繊維束から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で抜き集めるところからはじめ、時間をかけてバラバラに製作してきたパーツ・玉(束)を、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程に…
本鬼毛長柄箒の耳玉を作る
引き続き鬼毛の選別作業と本鬼毛9玉長柄箒の玉作り。 長柄箒の左右の一番端に付く厚く太い玉(束)「耳玉(みみだま)」をこしらえます。 本鬼毛箒の玉(束)は、あらかじめ1本ずつ手選別した鬼毛(本鬼毛・タチケ)を幾層か重ね、芯…
鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
本鬼毛箒の玉(束)作りをするために、左手で持っている鬼毛箒用原料の棕櫚繊維「タイシ(棕櫚皮をほぐした状態の、未選別の棕櫚繊維)」の中から、本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を手で1本ずつ選別し揃えていく工程。鬼毛(本鬼毛・タチ…
棕櫚箒の持ち手(柄)と足巻きの接合部
先日、持ち手(柄)と「足巻き」の接合部は箒の構造上「要(かなめ)」と書いたのですが、具体的にどの部分の事かといいますと、上記画像の丸印と太い矢印で印した部分です。(画像は製作途中の棕櫚本鬼毛箒) 長くご愛用いただける丈夫…
本鬼毛箒の玉に足巻きをする
引き続き本鬼毛・タチケの選別をしながら本鬼毛9玉長柄箒作り。玉に「足巻き(あしまき)」をします。 足巻きに注目して棕櫚箒を見たことのある方は少ないかもしれないのですが、足巻きは箒の構造上「要(かなめ)」といえる部分で、棕…
本鬼毛9玉長柄箒の玉作り
昨日午後から本鬼毛9玉長柄箒作りをしています。別種の棕櫚箒製作の合間に日々こつこつ選別してためておいた本鬼毛・タチケを、玉(束)にしていきます。玉にする前に、箒穂先がきちんと床に当たるように、また繊維の質の良い部分が生き…
温度・湿度の変化による毛先のハネや広がり
引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)7玉長柄箒作り。 4月・5月は温度・湿度の変動が激しく、急な乾燥などで棕櫚繊維にクセやカールが出やすくまとまりにくくなります。師匠はよく「この時分が一年で一番、鬼毛箒が作りにくい」とぼやいてい…
昔の棕櫚箒(江戸時代)3-木下蔭狭間合戦 石川五右衛門/絵金画
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。絵師金蔵=絵金(1812-1876年)画の芝居絵屏風「木下蔭狭間合戦(このしたかげはざまがっせん)石川五右衛門(いしかわごえもん)」。一部分に棕櫚皮長柄箒が描かれています。 石川五右衛門の…
竹のクサビを打ち込む
引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)7玉長柄箒作り。竹製のクサビを打ち込みます。このシュロほうきの完成時には竹のクサビは見えなくなります。クサビを打つのは箒をより長持ちさせる為です。 長年ほうきを使っていると、乾燥などにより柄竹…
鬼毛箒(タイシ箒)を合わせる
引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)7玉長柄箒作り。バラバラに製作したパーツ・玉(束)を、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。長柄箒の中心「柄付けの玉(えづけのたま)」に真横に貫通させたコウガイ(太い竹串)に、左…