![製作風景-鬼毛(タイシ)長柄箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/05/20170512_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
引き続き鬼毛箒(タイシ箒)11玉長柄箒作り。パーツとなる玉(束)を作ります。これらは「小玉(しょうだま)」という玉です。
![製作風景-鬼毛(タイシ)長柄箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/05/20170512_2_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
各小玉に足巻きをしていきます。11玉長柄箒なので小玉を8つ作ります。
棕櫚箒作りは師匠から受け継いだ製法で、師匠も先人達の製法をそのまましている、と言っていました。各玉は、見た目にはほとんど違いが分からないように、玉ごとに厚みや太さなどを手の感覚で微調整して作ります。完成品の棕櫚箒になった時に、より掃きやすく丈夫に長持ちするように、と考え出された工夫です。このような小さな工夫が、さりげない形で1本の棕櫚箒の中のあちこちにあり、作りながら先人達の工夫や努力の積み重ねやこだわりを感じています。