![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2021/12/20211217_shurohouki_700_525.jpg)
【棕櫚箒】棕櫚皮5玉小手箒[階段箒]作り。
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棕櫚皮荒神箒は、小さいながらも座敷箒の棕櫚皮長柄箒・手箒と同じ技法で製作する本格的な棕櫚箒です。ただし、原料の棕櫚皮は長柄箒・手箒用の原料皮とは異なる、専用の皮を使います。棕櫚皮荒神箒の原料は当地域の職人の間で「スエマクリ(末マクリ)」とよぶ皮で、幅・長さが短く肉厚で、繊維のキメが細かく色艶が美しい部位を厳選しています。
![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2021/12/20211217_3_shurohouki_700_525.jpg)
この小箒は全長50cm程で、荒神箒・小箒の中では一番長く幅が広い箒ですが、それでも座敷用片手箒(全長80cm前後)と比較すると小型なので「小手箒(しょうてぼうき)」、または、階段の掃除によく使われるので「階段箒」ともよばれています。
![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2021/12/20211217_4_shurohouki_700_525.jpg)
穂先を水で濡らし、専用の鉄製「熊手(くまで)」を使って繊維状に捌き(さばき)ほぐし、本鬼毛製の仕上げブラシで磨いて自然乾燥させます。