![製作風景-【棕櫚箒】皮手箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2020/06/20200624_shurohouki_700_525.jpg)
あらかじめ選別しておいた棕櫚皮を左脇に山積みし、それをさらに吟味しながら【棕櫚箒】棕櫚皮5玉手箒(片手箒)・特選の製作。意匠は蝋引き麻糸巻き、持ち手は黒竹。
厳選した棕櫚皮の良い部分だけを使って、箒のパーツとなる玉(束)を作ります。
![製作風景-【棕櫚箒】皮手箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2020/06/20200624_2_shurohouki_700_525.jpg)
すべての玉(束)が出来たら片手箒の形に合わせます(=組み立てます)。各玉の足巻き(あしまき)の端と黒竹柄の接合部になるべく隙間が出来ないように注意しながら銅線で固定していきます。
この段階では箒の穂先部分は棕櫚皮を切りっぱなしたままの束になった状態で、まだ箒らしい形状にはほぐれていません。
![製作風景-【棕櫚箒】皮手箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2020/06/20200624_3_shurohouki_700_525.jpg)
![製作風景-【棕櫚箒】皮手箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2020/06/20200624_4_shurohouki_700_525.jpg)
穂先を水で濡らし、鉄製の熊手で捌き(さばき)、穂先半分程の深さまで繊維状にほぐしていきます。
![製作風景-【棕櫚箒】皮手箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2020/06/20200624_5_shurohouki_700_525.jpg)
抜けた短い棕櫚繊維を取り除き、本鬼毛製の仕上げブラシで箒を磨き整え、穂先の余分な繊維を鋏でカット。この後、自然乾燥。