製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ

本鬼毛箒と鬼毛(タイシ)箒用の原料棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」。入荷したままの棕櫚繊維は、梱包時の縛り癖が付き棕櫚粉など汚れも不着しているため、そのままでは棕櫚箒作りに使えません。水に浸け汚れを落とすとともに、画像1枚目の毛捌き機(けさばきき)のローラーに通してまっすぐに伸ばし整え、裁断し自然乾燥させます。毛捌き機のなかった時代は、鉄製の熊手を使い手作業で毛ごしらえをしていました。

製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ

画像2枚目、棕櫚を裁断するための刃物「パン切り」で、既定の長さに切り揃えます。

製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ

早く乾燥させるために短時間天日干しして自然乾燥。この後、室内で陰干し。棕櫚繊維(タイシ)は棕櫚皮を濡らし機械でほぐして長い繊維だけを取り出したものです。私たち職人が棕櫚皮を毛捌き機に通して棕櫚繊維(タイシ)にする事も出来るのですが、大変な工程のためか、昔から機械でほぐした繊維が束ねられた状態で入荷してきます。

毛ごしらえを終えた棕櫚繊維(タイシ)は、このまま使うと鬼毛箒(タイシ箒)の原料に、またこの中から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)だけを繊維1本ずつ手選別して抜き集めれば本鬼毛箒の原料になります。