![製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2018/08/20180825_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
引き続き、バラバラに製作してきた棕櫚本鬼毛の玉(束)を【棕櫚箒】本鬼毛7玉長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。まずは、長柄箒中央の玉になる、ヒノキ柄を付けた「柄付けの玉(えづけのたま)」をこしらえます。
![製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2018/08/20180825_2_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
柄付けの玉(えづけのたま)のヒノキにあけた穴にコウガイ(孟宗竹から削り出した太い竹串)を通し、玉を左右一対ずつ叩き込んで銅線で固定していきます。
![製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2018/08/20180825_3_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
この時、各玉の足巻き(あしまき)の端と黒竹柄の接合部になるべく隙間が出来ないように注意しながら銅線で固定しています。
体を後ろに倒し体重をかけ、右手の白い引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。引き紐で仮締めしながら手を使って糸や銅線で縛る棕櫚箒の作り方は、江戸時代から変わらないといわれている伝統製法です。