引き続き、昨日選別した本鬼毛で【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の両端の玉「耳玉(みみだま)」作りと、それを箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。
体を後ろに倒し体重をかけ、右手の白い引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。引き紐で仮締めしながら手を使って糸や銅線で縛る棕櫚箒の作り方は、江戸時代から変わらないといわれている伝統製法です。

製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒

棕櫚の玉(束)をすべて刺し終えたら余分な長さのコウガイ(太い竹串)を鋏で切ります。コウガイはとても硬いので、植木鋏を使って切ります。
続けて仕上げ工程・自然乾燥。