![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉トサカ型/共柄](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/07/201700729_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
黒竹やヒノキの柄を付けない「共柄(ともえ)」タイプの皮荒神箒5玉トサカ型を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。トサカ型とは、箒の形がニワトリのトサカに似ていることから付いた名です。
![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉トサカ型/共柄](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/07/201700729_2_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
昔から、まったく同じような形の箒で玉数が4玉の小箒(皮荒神箒4玉トサカ型)というのもあるのですが、私の師匠は四という数字があまり好きでなかったそうで、荒神箒は縁起をかついで5玉・3玉・1玉と決めて作っていました。私も同様にしています。
![製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒5玉トサカ型/共柄](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/07/201700729_3_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
共柄タイプの箒は、箒の吊紐を途中で挟み込んで縛ります。
この箒は、綺麗に広がった独特のトサカ型に形作るのが難しいです。
この後、穂先を水で濡らし、熊手を使って捌き(ほぐし)自然乾燥させる、仕上げ工程へ移ります。