引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚繊維束から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で抜き集めるところからはじめ、時間をかけてバラバラに製作してきたパーツ・玉(束)を、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程に移ります。
あらかじめ持ち手(柄)の太さなどの個体差を考慮し、経験値を基におよその検討をつけてパーツ・玉作りを微調整していますが、実際に組み立ててみるまで正確にきちっと収まるパーツが作れているかどうかは分かりません。
ですので箒を合わせる工程は毎回緊張しますし、同時に他の感情も湧き、目の前で箒の形が出来上がっていくのは嬉しいような気持ちのいいような独特の感覚もあります。
- 本鬼毛長柄箒の耳玉を作る
- 本鬼毛箒の玉に足巻きをする