今日も朝から棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」。そうして毛ごしらえした棕櫚繊維を外で自然乾燥させつつ、工房に戻り【棕櫚箒】棕櫚のはたきの製作。持ち手は黒竹とヒノキの二種。
私が製作する棕櫚はたきの原料には、未選別の棕櫚繊維(タイシ)から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を抜き取った後に残るいわゆる「二番毛」のうち、艶があり細く柔らかい棕櫚繊維だけを使用しています。
櫛で整えつつ、混在している短い繊維や白い繊維を手で取り除き揃えていきます。
上画像は黒竹柄の棕櫚はたき。
こちらはヒノキ柄の棕櫚ハタキ。この後、仕上げ工程。