1月末から引いた風邪をこじらせて、2月上旬は製作とブログ更新が滞ってしまいました。幸いインフルエンザではありませんでした。2月初旬は長柄箒の製作を予定していたのですが、熱が下がりいざ作り始めてみると、頭がぼんやりしているのか何なのか、いつものように手が動かず失敗続きでしたので、長柄箒作りはしばらく諦めて、原料選別と荒神箒・小箒の製作を少しずつしていました。画像は仕上げる前の箒です。
ちなみに画像左上にちらりと写っている茶色のゴツゴツした塊は、棕櫚の木の幹をくり抜いて作られた花入れ・花瓶です。以前ご紹介した、地元に伝わる「しゅろの歌」に「幹は ~(中略)~ 輪切りとなして~(中略)~ロクロ大工の刳(く)りもの」にした、とあるのですが、見たことがなくどんな物だったのか気になっていたところ、古道具として売られているのを見かけ入手しました。この花入れについては茶道具だった事くらいしか分からないのですが、「棕櫚で出来ているもの」の一つとして、また機会をみてご紹介できればと思います。