【棕櫚箒】棒束子[キリワラ]
【棕櫚箒】棒束子[キリワラ]
【棕櫚箒】棒束子[キリワラ]
【棕櫚箒】棒束子[キリワラ]

今日は製作風景ではないのですが、棒束子(ぼうたわし)[キリワラ]を使う様子をご紹介します。

こちらの地域では日常飲むお茶は自家製という家庭が多く、引越してきた私たちもお茶作りを教えていただきましたので、毎年この時期にお茶摘みをして自家製茶を作るのが楽しみのひとつになっています。(→お茶作りの様子は西尾建築設計室のブログ「お茶摘み2018」
画像は茶葉を煎るための鉄鍋を棒束子[キリワラ]で洗っているところです。棒束子の歴史は古く、いわゆる「亀の子たわし」が発明されるまでタワシといえば、このような棒状の形にワラや棕櫚など植物の繊維を束ねて作った棒束子のことでした。

広い面積を洗うには画像2枚目左上に写っているような亀の子たわし型のタワシが便利です。
棒束子[キリワラ]は特に落ちにくい汚れを落とすのに重宝しています。使用後にこびりついた茶葉のクズや焦げを落とすには、標準からやや硬めの棕櫚繊維を束ねて作った棒束子[キリワラ]でガシガシ洗います。台所では中華鍋や鉄のフライパンを洗うササラとしても使っています。
使用後は、よく振って水切りし、風通しの良いところに吊るすなどしてしっかり乾かします。