朝から天気が良く暖かかったので、予定変更して棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」をしました。棕櫚繊維(タイシ)は鬼毛箒(タイシ箒)の原料になる未選別の棕櫚繊維です。また、棕櫚繊維(タイシ)の中から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)だけを抜き集めると、本鬼毛箒の原料になります。
タイシは、入荷した状態では梱包時のクセが付いていますし、棕櫚粉など汚れも付着していますので、そのままでは棕櫚箒作りに使えません。
まずバケツの水に浸し、「毛捌き機(けさばきき)」のローラーに通して真っ直ぐに伸ばすと同時に短い毛や棕櫚粉を取り除きます。
![製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/11/201701110_2_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
繊維の質の良いところだけを残すよう、物差し代わりの木の板を当てて、棕櫚裁断用の刃物「パン切り」で裁断して自然乾燥させます。
![製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/11/201701110_3_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
今日は出来るだけ短時間で乾燥させるために、一旦天日干しにしました。銀杏が綺麗です。
![製作風景-【準備】鬼毛の毛ごしらえ](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/11/201701110_shurohouki_700_525-700x525.jpg)