【棕櫚箒】皮5玉手箒・特選の穂先を水で濡らし、鉄製の熊手で捌き(さばき)、本鬼毛製の仕上げブラシを使って磨き整える工程。
画像1枚目は熊手をかけはじめて少したったところで、まだ穂先5cm程しかほぐれていません。品質「特選」の皮箒は、より柔らかな掃き心地を目指し、もっと深く、箒の穂の半分くらいまで捌いて(さばいて)いきます。

製作風景-【棕櫚箒】皮手箒
製作風景-【棕櫚箒】皮手箒

穂の半分くらいまで捌き終わったら、仕上げブラシを使い磨きます。

製作風景-【棕櫚箒】皮手箒
製作風景-【棕櫚箒】皮手箒

短い棕櫚繊維を取り除き、穂先を鋏でカットします。

製作風景-【棕櫚箒】皮手箒
製作風景-【棕櫚箒】皮手箒

棕櫚長柄箒・手箒と一部の小箒・荒神箒に使用するコウガイ(竹串)を削ります。規定の長さに鋸で切った孟宗竹を鉈(なた)で割り、小刀で削り、火で炙って油抜きします。

製作風景-【棕櫚箒】コウガイ削り
製作風景-【棕櫚箒】コウガイ削り