引き続き棕櫚皮5玉手箒・特選を作ります。「アタマ」とよぶ、片手箒で一番大きく厚みのある玉(束)を作っているところです。棕櫚皮の一番良い部分がしかるべき場所にきているか、縛る前に確認しています。
ちなみに片手箒の場合、「アタマ(頭)」の反対端の玉は「オサエ(押さえ)」といいます。片手箒で掃く際に一番上に見えているのがアタマで、反対側の下になっている玉がオサエです。
長柄箒の玉は片手箒と異なり左右対称の配列になっていて、両端の一番大きく厚い玉は「耳玉(みみだま)」といいます。
玉が一揃い出来たら、箒の形に合わせます。
- 棕櫚箒-皮5玉手箒作り
- 昔の棕櫚箒(江戸時代)7-御煤掃/千代田之大奥/楊洲周延画/明治28年=1895年