引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

昨日に引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。銅線の巻き終わりはねじって留め、鋏で切ります。この時、ねじった銅線が数ミリ飛び出したままになるので、それを「ツッコミ」とよぶ道具で棕櫚束の中に押し込みます。

引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り-道具「ツッコミ」
引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り-道具「ツッコミ」

画像で右手に持っているのが「ツッコミ」で、一見太い針のようにも見えますが先端の形が違います。「ツッコミ」も師匠が自作していた道具で、私も弟子の頃に同じものを作らせてもらいました。マイナスドライバーのマイナス部分の真ん中に金ヤスリで浅く二股に切り込みを入れ、回りの余分な金属を削って細い形に加工して作ります。二股部分で銅線をしっかり捉えて押し込むことができます。