【棕櫚箒】本鬼毛7玉長柄箒のパーツとなる玉(束)をこしらえる工程と、それを箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。
本鬼毛箒の製作は久しぶりです。先月、右手人差し指を重量物で挟んでしまい、繊細かつ力を使う作業がしばらく出来ず、製作途中で中断していました。指がちゃんと動くかどうか、緊張し時間もかかりました。ご依頼くださったお客様をお待たせして申し訳ないです。
指はすでに腫れが引き、多少の爪の不安定感や違和感が残る程度で、ほぼ回復しています。爪の色はしばらく見苦しいかと思いますが、大丈夫です。以前と同様の仕事が出来るかどうか、きっちり出来ているか確認しながら作っていきます。
穂先を水で濡らし「熊手(くまで)をかける」工程 。短い毛や抜け毛などを取り除き、毛流れを整えたら、本鬼毛製の仕上げ用小箒(仕上ブラシ)で梳かし整える「箒を磨く」工程。その後、穂先を真っ直ぐに切り揃え、自然乾燥。