![製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛荒神箒](http://blog.shurohouki.jp/wp-content/uploads/2017/11/201701123_2_shurohouki_700_525-700x525.jpg)
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本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。黒竹柄やヒノキ柄を付けない「共柄(ともえ)型」で、箒の穂先から持ち手までつながった棕櫚で出来ています。卓上用等の手元の掃除に使いやすい手のひらサイズ(少し大きめ)の棕櫚小箒です。トサカ型とは、箒の形がニワトリのトサカに似ていることから付いた名です。
昔からまったく同じような形の箒で4玉(束)の小箒(荒神箒4玉トサカ型)というのもあるのですが、私の師匠は四という数字があまり好きでなかったそうで、荒神箒は縁起をかついで5玉・3玉・1玉と決めて作っていました。私も同様にしています。
棕櫚繊維の中から1本ずつ選び出した本物の鬼毛を使い、本鬼毛座敷箒と同じ技法で製作しています。