朝から天気が良く暖かかったので、予定変更して棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」をしました。棕櫚繊維(タイシ)は鬼毛箒(タイシ箒)の原料になる未選別の棕櫚繊維です。また、棕櫚繊維(タイシ)の中から本物の鬼毛(本鬼毛・…
年: 2017
棕櫚箒-棕櫚皮長柄箒の玉作り
【棕櫚箒】棕櫚皮7玉長柄箒の玉作り。画像1枚目は「耳玉(みみだま)」とよばれる玉(束)をこしらえているところです。耳玉は、長柄箒の左右両端の一番太く厚みのある玉のことです。 耳玉を厚く作るのは、長柄箒の両端の玉が、長年掃…
棕櫚箒-棕櫚皮長柄箒を合わせる
昨日は棕櫚皮の選別・整理をしました。今日は引き続き【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒作り。パーツとなる棕櫚皮の玉(束)を棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程です。長柄箒の中心・持ち手となるヒノキの丸棒に棕櫚皮を厚く巻き締め…
棕櫚箒-棕櫚皮長柄箒作り
【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の玉作り。白い線のように写っているのは「引き紐」です。引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。棕櫚を出来るだけ硬く縛るための伝統的な製法です。 引き紐の材質は、師匠が若い頃は麻紐やトワイ…
棕櫚箒-棕櫚皮箒の自然乾燥
【棕櫚箒】皮9玉長柄箒と皮5玉手箒を天日干しと室内干しで自然乾燥。箒を逆さに立てた状態で芯までほぼ乾燥させたら、今度は吊るして乾かします。 棕櫚箒は自然素材なので紫外線には弱く、長期間さらされると劣化が進み変色や切れ毛の…
棕櫚箒-棕櫚皮箒作りと棕櫚箒用竹串のコウガイを削る
【棕櫚箒】皮5玉手箒・特選の穂先を水で濡らし、鉄製の熊手で捌き(さばき)、本鬼毛製の仕上げブラシを使って磨き整える工程。 画像1枚目は熊手をかけはじめて少したったところで、まだ穂先5cm程しかほぐれていません。品質「特選…
棕櫚箒-皮5玉手箒作りと仕様変更についてお知らせ
引き続き【棕櫚箒】棕櫚皮5玉手箒・特選作り。バラバラに製作してきた棕櫚皮の玉(束)を完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程です。意匠は蝋引き麻糸巻き(黒褐色)に黒竹柄。 また、ご報告が遅くなりましたが仕様変更…
棕櫚箒-棕櫚皮箒作りとしゅろの歌9
【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の穂先を鉄製の熊手で捌き(さばき)磨く工程と、皮5玉手箒・特選の玉(束)作り。画像2枚目は熊手をかけ終えた後、本鬼毛製の仕上ブラシで磨いて繊維屑や棕櫚粉を取り除くと共に、毛流れを真っ直ぐ整えてい…
棕櫚箒-棕櫚皮箒作りとしゅろの歌8
引き続き【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒作りなど皮箒の製作。意匠は銅線と蝋引き麻糸巻き(リネン色)の組み合わせ。 以下、10月23日から7回に分けて掲載してきた地元に伝わる「しゅろの歌」を、改めてひとつながりにまとめて掲載しま…
棕櫚箒-棕櫚皮箒作りとしゅろの歌7
あらかじめ分類した棕櫚皮を手の届くところに山積みにして【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の玉作り。棕櫚皮は1枚1枚の個体差が大きく見極めが難しいこともあり、品質はどうか仕上りはどうか慎重に確認しながら製作を進めます。 以下、10…
棕櫚箒-小箒作りとしゅろの歌6
棕櫚の荒神箒・小箒作り。棕櫚皮の荒神箒や棕櫚繊維を使った小箒類を作ります。画像は棕櫚のポット洗い(ポットタワシ)です。水筒やタンブラー、広口瓶の底などを洗うのに使います。 以下、10月23日から少しずつ掲載している地元に…
棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌4
引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作りと黒竹の下準備。 以下、10月23日から少しずつ掲載している地元に伝わる「しゅろの歌」の続きをご紹介します。今日は棕櫚葉の用途を紹介している部分です。 (「しゅろの歌」その4…