製作風景-本鬼毛長柄箒
製作風景-本鬼毛長柄箒

引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚箒のパーツ・玉(束)作り。
画像左中央の銅製塵取りに入っているのが、棕櫚繊維束の中から手で1本ずつ選び出した本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)です。塵取りに入っているのは特に長く上質な鬼毛で、玉の表面に巻くための繊維です。本鬼毛箒の顔となる大事な鬼毛です。
本鬼毛箒1本分の鬼毛の選別となると、少なくとも十数時間かかります。同じ姿勢での選別作業ばかりを続けると体に負担・非常に疲れますので、ほとんどの場合は鬼毛を一定量選別したら、束ねて玉を作る工程を並行しておこなっていきます。