昨日に引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。銅線の巻き終わりはねじって留め、鋏で切ります。この時、ねじった銅線が数ミリ飛び出したままになるので、それを「ツッコミ」とよぶ道具で棕櫚束の中に押し込みます。 画…
月: 1月 2017
鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉作り
鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。右手に持っているのは、弟子の頃から使っている自作のクシ。製作中に棕櫚繊維を整えるのに使います。師匠も自作していた道具で、鬼毛箒・本鬼毛箒作りに使います。持ちやすい形に切った木片…
棕櫚箒のお手入れ1-棕櫚荒神箒の煮沸消毒
今日は棕櫚箒の製作風景ではなく、棕櫚荒神箒のお手入れ方法です。あまり他で紹介されていないようなので、棕櫚荒神箒の煮沸消毒についてご紹介します。 棕櫚荒神箒(小箒)は、食品関係の現場で使われることも多い棕櫚箒です。例えば和…
本鬼毛箒の玉を作る-鬼毛を揃える
鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で選別した際、大まかに毛先を揃えて集めますが、本鬼毛箒の玉(束)を作るためには、さらに選別・微調整しながら毛先・毛質を揃えていきます。枝毛や切れ毛のようになった鬼毛や白い色の毛なども除き…
棕櫚のはたきを作る
棕櫚のはたき(ヒノキ柄)を作る。未選別の棕櫚繊維(タイシ)から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を抜き取った後に残る細く柔らかい棕櫚繊維だけを使用。昔はこの「鬼毛を抜き取った後に残る細く柔らかい棕櫚繊維」を使って、棕櫚タワシを作って…
棕櫚に雪
昨日からの雪が降り積もって工房横の棕櫚の木も雪化粧です。移住するまでは和歌山は温暖な気候というイメージがありましたが、ここは高野山に近く少し標高が高い山間地なので、和歌山市や白浜など沿岸部と比べると気温が低く積雪量も多い…
鬼毛など棕櫚繊維の比較画像
先日から新たに鬼毛箒(タイシ箒)の製作を承るとお伝えしましたが、まだ肝心の鬼毛箒(タイシ箒)の画像がありませんので(月末までには1種類は掲載できる見込みです)、「本鬼毛箒」や「棕櫚のはたき」などに使用する棕櫚繊維との違い…
引き続き本鬼毛箒の玉作り
昨日に引き続き本鬼毛7玉長柄箒/意匠:銅線と黒褐色麻糸コンビ巻の玉(束)を作る。蝋引き麻糸と銅線で束ねた本鬼毛を、クジリ(太い針)を使って1~2本ずつすくっていく工程。
鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
未選別の上質な太く硬い棕櫚繊維(タイシ)の中から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を選別する作業。鬼毛を1本ずつ抜き集め、揃えていきます。
本鬼毛箒の玉を作る
本鬼毛7玉長柄箒/意匠:銅線と黒褐色麻糸コンビ巻の玉(束)を作る。この銅線と黒糸コンビ巻は、師匠の桑添勇雄さんが作っていた棕櫚箒と同じ意匠。
棕櫚を裁断する刃物「パン切り」
これは「パン切り」とよんでいる、棕櫚を裁断するための刃物です。町内の野鍛冶屋さんが作ったもので、10年近く前に熊手と一緒に譲っていただきました。棕櫚束はとても硬いので、「パン切り」を使い足で踏んで切断します。本来「パン切…
今後は本鬼毛箒・皮箒に加えて「鬼毛箒(タイシ箒)」の製作も承ります
2017年1月19日以降は新たに、従来通りの「本鬼毛箒」「皮箒」に加えて「鬼毛箒(タイシ箒)」の製作も承ります。 2012年から製作してまいりました「本鬼毛箒」と、今回新たに定番商品に加えた「鬼毛箒(タイシ箒)」は名前や…