台風21号による停電7日目。 今日は久しぶりに少し晴れ間が見えたので、急遽、棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」をしました。できれば電気が復旧して毛捌き機が使えるようになってから「毛ごしらえ」をしたかったのですが、停…
棕櫚箒-本鬼毛5玉小手箒[階段箒]作り
引き続き【棕櫚箒】本鬼毛5玉小手箒[階段箒]作り。 あらかじめ棕櫚繊維の中から手で1本ずつ抜き集め揃えた「本鬼毛・タチケ」を束ねて玉(束)をこしらえ、箒の形に組み合わせていきます。 画像2枚目、白い紐「引き紐」に体重を乗…
棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
引き続き、昨日選別した本鬼毛で【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の両端の玉「耳玉(みみだま)」作りと、それを箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。 体を後ろに倒し体重をかけ、右手の白い引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていき…
棕櫚箒-7玉鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
今日は十日戎(とおかえびす)なので町内の神社で福笹(吉兆/きっきょう)をいただきました。今の工房から車で30分程のところにある、弟子の頃に毎年師匠と歩いてお参りした神社に通っています。当時の思い出がよみがえり初心に返りま…
棕櫚箒-鬼毛箒の玉に足巻きをする
【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作り。各小玉(しょうだま)に、棕櫚箒の構造上重要な部分である「足巻き(あしまき)」をする工程。体を後ろに倒し体重をかけ、右手の白い引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。
棕櫚箒-棕櫚皮長柄箒作り
【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の玉作り。白い線のように写っているのは「引き紐」です。引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。棕櫚を出来るだけ硬く縛るための伝統的な製法です。 引き紐の材質は、師匠が若い頃は麻紐やトワイ…
棕櫚箒-本鬼毛荒神箒5玉を作る
短めの黒竹柄を付けた本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。本鬼毛長柄箒と同じ原料(手で1本ずつ抜き集めた本鬼毛・タチケ)・同じ技法で製作します。 「トサカ型」は、形が鶏…
玉の芯に藁を入れる
引き続き、鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別をしながら、本鬼毛9玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作り。 伝統的な本鬼毛箒・鬼毛箒の製法では、玉の芯には少量の藁(ワラ)を入れて束ねます。芯もすべて棕櫚だけで束ねる方が手間はかからな…
皮片手箒の頭(アタマ)
棕櫚皮の手箒=片手箒の玉(束)作り。5玉のうち一番大きい玉(片手で掃く時に、体から一番遠い大きい玉)を「頭(アタマ)」、逆側の一番手前の玉は「押さえ(オサエ)」とよばれています。どちらも片手箒の構造上、特に重要な玉なので…
皮7玉長柄箒の玉作り
棕櫚皮7玉長柄箒の玉(束)を作ります。 棕櫚皮は1枚ごとそれぞれに個性があり、色や質感・厚みなどが異なります。母体となった棕櫚木の性質や、育った場所や環境の違いが個性になるそうです。別の木から剥かれた棕櫚皮でも、1本の箒…
本鬼毛箒の玉作り-足巻きをする工程
引き続き本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別作業。玉(束)の表層の鬼毛を残し、内側の余分な長さの鬼毛をカットした後、引き紐で引き絞り、一定の間隔をあけながら銅線で硬く縛っていく「足巻きをする」工程。
引き紐で仮締め
固定した鉄パイプにくくった引き紐を使って棕櫚箒の玉(束)を仮締めし、緩まないようにすぐに銅線で硬く縛ります。 特に鬼毛箒(タイシ箒)・本鬼毛箒は箒を繰り返し使用するうちに、もし玉を縛る銅線や蝋引き麻糸が緩むと棕櫚繊維が抜…