長らくおあずかりしていた鬼毛箒(他社製)の修理に取り掛かります。「手箒(てぼうき)」とよばれる片手箒です。短柄・半柄などとよばれることもあります。 7玉の棕櫚鬼毛手箒で、7つある玉(束)のうちひとつが緩み、棕櫚繊維が抜け…
月: 1月 2018
棕櫚箒-本鬼毛箒の原料になる本鬼毛の選別
【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒を作るために、本鬼毛箒の原料となる本鬼毛の選別をしていきます。左手の「選別していない棕櫚繊維(=タイシ)」束の中から、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ抜き出し、分類しな…
棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)7玉長柄箒を合わせる
【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)7玉長柄箒を「合わせる(=箒の形に組み立てる)」工程。バラバラに製作してきた玉(束)を一対ずつコウガイ(孟宗竹から削り出した太い竹串)に通し、銅線で黒竹柄に固定していきます。 この時、各玉の「足巻…
棕櫚箒-7玉鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
今日は十日戎(とおかえびす)なので町内の神社で福笹(吉兆/きっきょう)をいただきました。今の工房から車で30分程のところにある、弟子の頃に毎年師匠と歩いてお参りした神社に通っています。当時の思い出がよみがえり初心に返りま…
棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒を合わせる
【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒を「合わせる(=箒の形に組み立てる)」工程。合わせ終わったら、棕櫚箒表面の毛羽立ちをライターで炙って焼き切ります。
棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)作り。画像1枚目は、玉の芯に少量入れる糯藁の芯を選び出すために、藁の葉やハカマを取り除いているところです。和歌山県橋本市で農家をしている親類が作った糯米の藁を譲ってもらっていま…
棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)の原料繊維を揃える
【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)を作るための、棕櫚原料の下準備。鬼毛箒(タイシ箒)の原料となる棕櫚繊維「タイシ」(選別していない棕櫚繊維)の短い毛を自作のクシで取り除き、毛先を揃えていきます。
棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
昨年末から製作してきた【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)を、棕櫚長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。持ち手はヒノキ柄に、意匠は銅線と蝋引き麻糸(黒褐色)の組み合わせ。銅線と黒糸の組み合わせは私の師匠が好んで製作…
棕櫚箒-本鬼毛長柄箒の玉作りと本鬼毛の選別
昨年末から引き続き【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作りと、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別。各玉に棕櫚箒の構造上重要な部分である「足巻き(あしまき)」をしていきます。
ありがとうございました。2018年もよろしくお願いします。
このブログは2018年も続けます。 昨年も多くの方とご縁がありお世話になりました。ありがとうございました。 また、人と出会いお話しする中で初心に返る機会の多い一年でした。箒作りに関しては新たな気付きや発見があり、今後それ…