鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ選別し集めながら、本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作り。 一人での本鬼毛箒作りに挑戦して数年が経ちますが、本鬼毛箒製作時間の半分程を占める鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別作業は長時間続けると非常に疲…
棕櫚箒のコウガイの語源
コウガイは棕櫚箒の長柄箒・片手箒・一部の荒神箒に使う太い竹串です。持ち手・柄(え)に真横にあけた穴に通したコウガイに、小さい棕櫚の玉(束)を順番に刺して柄(え)に留めていき、1本の棕櫚箒は作られています。 弟子入り直後「…
ヒノキ柄(持ち手)の下準備
棕櫚箒の柄(持ち手)素材は、伝統的に棕櫚箒の柄として使われてきた黒竹と、2012年から新たにラインナップに加えたヒノキの2種類があります。 ヒノキ柄(持ち手)は数本ずつまとめて下準備をします。ヒノキは奈良県吉野の業者さん…
皮荒神箒(小箒)用の棕櫚皮選別
棕櫚皮荒神箒(小箒)を作るために、荒神箒(小箒)用の棕櫚皮を選別していきます。質・色・厚み・艶・傷の有無・長さなどをチェックしながら、どの種類の皮荒神箒(小箒)に適しているか、さらにそのうち何番目の玉(束)のどの部位に使…
本鬼毛箒の玉を作る-鬼毛を揃える
鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で選別した際、大まかに毛先を揃えて集めますが、本鬼毛箒の玉(束)を作るためには、さらに選別・微調整しながら毛先・毛質を揃えていきます。枝毛や切れ毛のようになった鬼毛や白い色の毛なども除き…
鬼毛など棕櫚繊維の比較画像
先日から新たに鬼毛箒(タイシ箒)の製作を承るとお伝えしましたが、まだ肝心の鬼毛箒(タイシ箒)の画像がありませんので(月末までには1種類は掲載できる見込みです)、「本鬼毛箒」や「棕櫚のはたき」などに使用する棕櫚繊維との違い…
鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
未選別の上質な太く硬い棕櫚繊維(タイシ)の中から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を選別する作業。鬼毛を1本ずつ抜き集め、揃えていきます。
棕櫚を裁断する刃物「パン切り」
これは「パン切り」とよんでいる、棕櫚を裁断するための刃物です。町内の野鍛冶屋さんが作ったもので、10年近く前に熊手と一緒に譲っていただきました。棕櫚束はとても硬いので、「パン切り」を使い足で踏んで切断します。本来「パン切…
棕櫚箒のコウガイを削る
棕櫚箒のコウガイを削る作業。コウガイは、規定の長さに切った竹をナタで割り、小刀で削り、火であぶって油抜きした太い竹串。完成品の棕櫚箒になるとどこに使われているか見えなくなってしまうのですが、長柄箒や手箒に使われています。…
棕櫚箒のコウガイ用の竹を切り出す
毎年冬になると山から竹を数本切り出します。今日は3年前から近所のお堂の敷地内で大きく成長していた竹を切らせてもらいました。切り出した竹は根元に近い部分だけを1~2年乾燥させ、棕櫚箒の持ち手の柄に通すコウガイ(太い竹串)作…