昨年から数か月かけてコツコツと製作をすすめてきた、地元・紀美野町内の小中学校掃除用の棕櫚皮5玉手箒と棕櫚皮7玉長柄箒をすべて仕上げて納品しました。これらの棕櫚箒は、紀美野町から町内の学校へ寄贈され、子ども達が毎日の学校掃除に使ってくれるそうです。紀美野町から町内小中学校の子ども達へ、私が製作した棕櫚箒が寄贈されるのは今回で2回目です。前回は2019年で、棕櫚皮5玉手箒を製作しお届けしました。2019年にお届けした片手箒も、今も日々の学校掃除に使用してくれているそうです。
これら学校用の棕櫚箒は子ども達が使いやすいように、通常商品とは異なる仕様で製作しており、後からでもひと目で通常品と区別が出来るように、銅線に加えて一部に黒色の麻糸を使っています。
小中学生の子ども達が使いやすいように、なるべく軽い箒に仕上げたい。でも、単純に棕櫚の使用量を少なくすると薄くペラペラの掃きにくい棕櫚箒になってしまうので、出来るだけ棕櫚皮をたっぷり使い、そして、これから何年も穂先がすり減るほど使ってもらえた場合でも掃き心地の良さが持続するように、内部の作りにも気を配りました。
