【棕櫚箒】棕櫚皮7玉長柄箒の仕上げ工程、棕櫚皮箒の穂先になる部分を水で濡らして繊維状にほぐす=捌く（さばく）「熊手をかける」工程の後、自然乾燥。品質「特選」箒は棕櫚皮をたっぷり使用しているので、画像の通り穂先をほぐした状態でも箒が分厚く、芯まで乾かすのに時間がかかります。風通しの良い場所で乾かしても、数日かかるのが普通です。早く乾かしたいので、逆さに立てて短時間の天日干しの後、さらに室内で吊るして自然乾燥。棕櫚皮箒は、棕櫚皮を何枚も重ねたぶ厚い棕櫚皮の束をほぐして、密度のある細く柔らかい棕櫚繊維の穂先を形作り、床の細かい塵や埃を掃き集める棕櫚箒です。
（注）棕櫚箒は自然素材なので紫外線には弱く、長期間さらされると劣化が進み変色や切れ毛の原因になりますが、箒の仕上げ乾燥にかかる1～3日程度の天日干しは問題ありません。（棕櫚箒の保管場所は、紫外線の当たらない、太陽光やその照り返しのない、薄暗い風通しの良い場所に吊るしておくのが最も適しており箒が長持ちします。）