製作風景-【準備】棕櫚鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】棕櫚鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】棕櫚鬼毛の毛ごしらえ
製作風景-【準備】棕櫚鬼毛の毛ごしらえ

【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)7玉長柄箒作りと並行して棕櫚繊維(タイシ)の下準備「毛ごしらえ」。梅雨の合間ということもあり、棕櫚繊維を短時間で乾燥させるために風通しの良い場所で日に当てています(注:紫外線が長期間当たると棕櫚繊維や持ち手素材の劣化が早まり箒の寿命を縮めるため、完成した棕櫚箒の保管時には太陽光・紫外線は避けてください)。

毛ごしらえする前の棕櫚繊維束(仕入れたままの状態)は、縛り癖・梱包時の圧迫のあとやクセ・棕櫚粉や汚れなどがついており、長い繊維や短い繊維、太い繊維や細い繊維など色々な種類の棕櫚繊維が混在していて、そのままでは箒作りに使えません。まずは水で濡らし毛捌き機(けさばきき)に通し繊維を伸ばし整え、「パン切り」とよばれる棕櫚用刃物で既定の長さにカット、自然乾燥させます。