製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒
製作風景-【棕櫚箒】皮荒神箒

引き続き、短い黒竹柄を付けた【棕櫚箒】皮荒神箒3玉(銅線巻と糸締めの2種)の仕上げ、「熊手をかける」「穂先を捌く(さばく)」「箒を磨く」「自然乾燥」工程。

棕櫚皮箒は皮を束ねて裁断したそのままでは箒としては床当たりが悪く掃きづらいため、箒の穂先となる棕櫚皮の一部をほぐし柔らかい掃き心地に仕上げます。
棕櫚皮の一部をほぐし箒らしい繊維状の穂先を作ることを「箒を捌く(さばく)」といい、棕櫚皮を捌くための道具「熊手」で皮の繊維をほぐすことを「熊手をかける」といいます。
この後、画像上部中央にチラリと写っている本鬼毛製の仕上げブラシで磨き繊維を整える「箒を磨く」工程を経て、穂先を真っ直ぐに切り揃え、自然乾燥させます。