製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒
製作風景-【棕櫚箒】本鬼毛長柄箒

引き続き、毛ごしらえした未選別の棕櫚繊維(タイシ)束の中から、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を選別する工程と、【棕櫚箒】本鬼毛11玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作り。
足巻き(あしまき)」という部分を作るために、クジリ(千枚通し)を使って玉表層の鬼毛を1~2本ずつ一周分すくい、銅線で硬く巻き締め、作業台に埋め込んだ鉄板の上にのせ玄翁で叩いて形を整えます。
足巻きの良し悪しは、棕櫚箒の良し悪しと密接に関わるため特に神経を使う工程です。