皮7玉長柄箒の玉作り
皮7玉長柄箒の玉作り

皮7玉長柄箒の玉(束)を作るために、カットして重ねた棕櫚皮を丸めて整えているところ。先日、棕櫚皮の最初に切り落とす硬い部分は「カッパ」とよばれている、とご紹介しましたが、カッパの反対側の端(矢印のあたり)の名称は「スエケ(末毛)」または「フリケ(漢字表記不明)」といいます。スエケ・フリケは、棕櫚木の幹の表面に見えているフサフサもじゃもじゃしている毛の部分です。ここは太陽光(紫外線)や風雨にさらされるので傷みやすい部位ですが、棕櫚箒に使うにはここが劣化していない皮を選ぶ事が重要です。